会長 ごあいさつ

今般、私たちは新たな感染症に直面し、ここまでの「当たり前」を見直すことが増えました。

特に「人との間を分断」されることが増え、個々人自らが、様々な判断をして、生きていかねばなりません。ただ、そんな時代の幕開けだからこそ、私たちは物理的に分断されても変わらない、必要なつながりを持ち続ける必要があるのだと思います。


今、人のつながり方は「実際に集まってやるもの」に加え「オンライン」など、場所と時間の融通が利くものも一般化してきました。

いわゆる「リアル」と「オンライン」のハイブリッドを活用しながら、新しい活動を探っていく時代が来ている、と感じます。

「紡ぐ(つむぐ)」

私たちには会社組織のような上下関係はなく、「立命館」という縁(ゆかり)からなる関係です。
「立命館」とは「人間がその本分をまっとうするための場所」を意味しています。
本分とは、「人が本来尽くすべきつとめ」です。
その中で東京の役割とは、日本の首都として、世界で、日本全国で、それぞれの立場で頑張る「立命館」を応援し、一緒に成長することだと感じています。

そして「立命館」を応援するとは「縦と横のつながり」を増やすこと。
すなわち、人を紡ぐことだと思います。

「縦の糸」と「横の糸」は
縦の糸:「立命館」というネームで繋がる現役生、小中高・APUの先輩・後輩とその関係者
横の糸:他の県、国や学部、首都圏の他大学や産業・自治体などとの連携強化
であり、以下のような形で機会を増やしていきたいと思います。

  1. 趣味・趣向におけるつながりの活動機会を増やす
    例) Ritsワイン、リツラン、芝楽会、リツブロ、リツタン、朝食会など
  2.  学び(教養・生き方・活かし方)の機会を増やす
    例) ほうリッツ(生活にまつわる法律)やFP知識、子育てコミュニティ発信など
  3. ビジネスの機会を増やす
    例) 他大学や産業・自治体との連携強化など

そして、この縦と横のつながりに、立命館東京校友会を活用し、それぞれの持ち味を活かして、楽しみや生きがい、やりがいのあることに参加してほしいと思います。

学園ビジョンR2030は「挑戦をもっと自由に」です。
あらゆる人の自由な挑戦が希望に満ちた未来につながる社会を目指して、東京校友会も挑戦を続けます。

住野元会長が大事にした「絆」、竹内前会長が大切にした「場」を受け継ぎ、しっかり昇華させるなかで、新たなる東京校友会を繋いでいく所存です。是非、みなさまとお会いできることを楽しみにしています。

(facebook でも、「立命館東京校友会」のfacebookページを立ち上げていますので、「いいね!」をして頂ければ、タイムラインに情報が届きます。)
http://www.facebook.com/rits.tokyo

2021年4月吉日
立命館大学東京校友会 会長
茨木紀夫(1990年経済学部卒)